2011-03-20(Sun)
プルサーマルの危険性
福島第1原子力発電所の地震と津波による事故についての心配があります。
原子炉格納容器圧力が再び上昇を始めたとして、蒸気を外部に放出することを検討するということで、放射性物質がさらに放出される可能性が出てきました。
現在は圧力が安定したため、蒸気を外部に放出するのは見送られていますが、危機的な状況は、なおも続いています。
この数日間、自衛隊や機動隊、東京消防庁などの放水作業で状況は改善されています。恐怖との戦いの中、勇敢な隊員の皆様には頭が下がります。日本の危機を救うとはいえ、自らを危険にさらしながらの作業は、とても勇気のいることです。また、電力の復旧作業に携わっている方々も、危険と隣り合わせに作業されていると思います。冷却がうまくいくことを祈っています。
この作業に携わっている方には、大変申し訳ないと思いますが、避難しなければならない立場の方々は、原発からできるだけ離れるようにと思っています。放射性物質がさらに排出される危険性があるため、半径30km圏内の方々が全員避難できることを望みます。できれば、最低でも、倍の60km以上は原発から離れてほしいと願っています。
危機的状況が去ったわけではありません。官房長官の言い回しが、あいまいなのには訳がありそうです。
「避難した方がより安全ですよ」とは言えない状況もあるというメッセージを受け止めてほしいと思っています。
東京電力 福島第1原子力発電所3号機は、使用済のウラン燃料を再処理して抽出したプルトニウムを混合した燃料で発電するプルサーマル発電なのです。2010年10月26日、国内3番目に営業運転を開始しています。
九州電力 玄海原子力発電所3号機は、2009年12月2日に国内で初めてプルサーマル発電で営業運転を開始。
四国電力 伊方原子力発電所3号機は、2010年3月30日に営業運転を開始。
関西電力 高浜原子力発電所3号機は、2011年1月21日に営業運転を開始。
MOX燃料を使うプルサーマル発電の危険性については、「プルサーマルの危険性を警告する」を参照してください。
また、原子炉の冷却ができないとどんな危険性があるかについて詳しく知りたい方は、「原子力資料情報室からのお知らせ」...福島第一原発で何が起きているのか3月19日をご覧になれば、どんな方向に向かっているのかを知ることができます。
東京電力のホームページが利用しにくいため、2009年12月に国内で初めてプルサーマル発電を開始した、九州電力のホームページからの情報がわかりやすく、利用しやすいため、原発について知りたいことや、疑問点を見つけることがきます。
⇒九州電力 プルサーマル計画
このページにある「プルサーマルの必要性」や「MOX燃料,プルサーマルとは」などで、現在プルサーマル化が進行中であることがわかります。
原子力エネルギーを推進への疑問点については、Yahoo!知恵袋より、興味深い考えを知ることができます。
⇒原子力エネルギーをなぜ推進するのでしょうか?
東京電力福島第一原発が最悪の事態を招かないよう、原子炉の冷却作業がうまくいくことを望みます。
補足 :
政府は原発が最悪の状態になることは想定していません。想定外のことが起こりつつあっても、なんとかなる方向性しか報道しません。「直ちに健康に影響がありません」という意味は「将来的に危険が及ぶ可能性もあります」というふうに捉えることも重要なのです。
福島第一原発の半径30km圏外が安全という想定が、想定外の事態になるかも知れないということは近隣のみなさんが自身で判断しなければなりません。
自主避難ということを頭に入れておき、最悪の場合、半径500km圏内の地域の方の危険回避が必要です。
最悪ではないにしても、長期的に不安定な原子炉の冷却が続く場合、距離によって数分から数時間に放射性物質が届いてしまいます。
最悪の事態が起こらないよう東京電力、自衛隊、機動隊、消防隊の方々の懸命な作業が続いています。
なんとか原子炉が冷やされ、安定した状態が継続するように頑張ってほしいと思います。
原子炉格納容器圧力が再び上昇を始めたとして、蒸気を外部に放出することを検討するということで、放射性物質がさらに放出される可能性が出てきました。
現在は圧力が安定したため、蒸気を外部に放出するのは見送られていますが、危機的な状況は、なおも続いています。
この数日間、自衛隊や機動隊、東京消防庁などの放水作業で状況は改善されています。恐怖との戦いの中、勇敢な隊員の皆様には頭が下がります。日本の危機を救うとはいえ、自らを危険にさらしながらの作業は、とても勇気のいることです。また、電力の復旧作業に携わっている方々も、危険と隣り合わせに作業されていると思います。冷却がうまくいくことを祈っています。
この作業に携わっている方には、大変申し訳ないと思いますが、避難しなければならない立場の方々は、原発からできるだけ離れるようにと思っています。放射性物質がさらに排出される危険性があるため、半径30km圏内の方々が全員避難できることを望みます。できれば、最低でも、倍の60km以上は原発から離れてほしいと願っています。
危機的状況が去ったわけではありません。官房長官の言い回しが、あいまいなのには訳がありそうです。
「避難した方がより安全ですよ」とは言えない状況もあるというメッセージを受け止めてほしいと思っています。
東京電力 福島第1原子力発電所3号機は、使用済のウラン燃料を再処理して抽出したプルトニウムを混合した燃料で発電するプルサーマル発電なのです。2010年10月26日、国内3番目に営業運転を開始しています。
九州電力 玄海原子力発電所3号機は、2009年12月2日に国内で初めてプルサーマル発電で営業運転を開始。
四国電力 伊方原子力発電所3号機は、2010年3月30日に営業運転を開始。
関西電力 高浜原子力発電所3号機は、2011年1月21日に営業運転を開始。
MOX燃料を使うプルサーマル発電の危険性については、「プルサーマルの危険性を警告する」を参照してください。
また、原子炉の冷却ができないとどんな危険性があるかについて詳しく知りたい方は、「原子力資料情報室からのお知らせ」...福島第一原発で何が起きているのか3月19日をご覧になれば、どんな方向に向かっているのかを知ることができます。
東京電力のホームページが利用しにくいため、2009年12月に国内で初めてプルサーマル発電を開始した、九州電力のホームページからの情報がわかりやすく、利用しやすいため、原発について知りたいことや、疑問点を見つけることがきます。
⇒九州電力 プルサーマル計画
このページにある「プルサーマルの必要性」や「MOX燃料,プルサーマルとは」などで、現在プルサーマル化が進行中であることがわかります。
原子力エネルギーを推進への疑問点については、Yahoo!知恵袋より、興味深い考えを知ることができます。
⇒原子力エネルギーをなぜ推進するのでしょうか?
東京電力福島第一原発が最悪の事態を招かないよう、原子炉の冷却作業がうまくいくことを望みます。
補足 :
政府は原発が最悪の状態になることは想定していません。想定外のことが起こりつつあっても、なんとかなる方向性しか報道しません。「直ちに健康に影響がありません」という意味は「将来的に危険が及ぶ可能性もあります」というふうに捉えることも重要なのです。
福島第一原発の半径30km圏外が安全という想定が、想定外の事態になるかも知れないということは近隣のみなさんが自身で判断しなければなりません。
自主避難ということを頭に入れておき、最悪の場合、半径500km圏内の地域の方の危険回避が必要です。
最悪ではないにしても、長期的に不安定な原子炉の冷却が続く場合、距離によって数分から数時間に放射性物質が届いてしまいます。
最悪の事態が起こらないよう東京電力、自衛隊、機動隊、消防隊の方々の懸命な作業が続いています。
なんとか原子炉が冷やされ、安定した状態が継続するように頑張ってほしいと思います。